今節の短編


インターネット美少女 i(アイ)

 

岳瀬浩司 著

 

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[PRE.VER]

 

 私立陽聖女子学園に通う少女たちは、美形が多いともっぱらの評判である。

それは特に、この学校が位置している静岡県内に限ったものではない。今や日本はおろか世界中にこの学校の存在が知れ渡っているのだ。というのも、原因はここの中等科に通う生徒たちのクラブ活動にあった。インターネットを通じて、彼女たちみずからの学園生活を世界に向けて発信しているのである。

『陽聖女子学園 電子放送部』

名前は地味だが、生徒たちだけで運営するホームページには、世界中から一日におよそ一万を超えるアクセスがあり、毎月その内容が更新されるという力の入れようだ。

とは言っても、女子中学生が中心となって運営しているこのサイトに、英語などほとんどない。使われていてもせいぜい中等教育の域を出るものではない。なのに一体何故にこれほど世界中からのアクセスが集中しているのかというと、それは生徒たちの日常を撮影した画像の多さが要因である。そしてその被写体になっている生徒たちが、実に可憐な美少女たちばかりなのだ。

彼女たちが普段の学園生活を、その感受性豊かな思春期の心で思い思いの形で表現するこのホームページは、本来その閲覧を希望するであろう彼女たちの両親や教育関係者以外に、余りにも多くの部外者を招き寄せてしまっていた。日本はもとより世界中の「美少女愛好家」たちだ。

そして学校側や生徒たちも、そういった現状は勿論把握している。しかし、生徒たちが国際的な感性を身につける為にも、そして、二十一世紀には必須となるであろうコンピュターネットワークの性質を彼女たちに認識させるためにも、学校側は敢えて彼女たちの自己表現方法に一切の制約を設けていない。

時として卑猥な言葉や猥褻な写真が添付されたイタズラメールが、学園内に置かれたサーバーに届く事もある。しかし、男性教師である「高橋 政雄」という電子放送部顧問によって、部員たちに送られたメールは徹底的に検閲されているのであった。

そして高橋というこの顧問の男こそ、自分の趣味の為に学校側を動かし、電子放送部を発足させた張本人である。彼は現在三十三歳の独身教師であり、中等部の社会科を受け持つ3年2組の担任でもある。中肉中背に不健康そうな薄土色の丸顔、不精ひげも貧弱な彼に、恋人という存在は久しく存在しない。そしてそんな彼の趣味とは、ロリータ・サイトやロリータ・ニュースグループから非合法写真を収集することだったのだ。

早くから自分の性癖を自覚していた彼は、幸運にもこうして望み通り名門私立女子校の教師にもなれた。しかし現実は、彼が思い描いていた少女たちとの甘美な戯れの日々とは大きく異なるものだった。余り容姿や体格がふるわない地味な彼に、女子生徒たちからの人気は皆無だったのである。

特に思春期の少女たちは、アイドルのような存在に恋慕を抱く傾向が強い。つまり、恋愛対象の外見を顕著に重視するのだ。事実、この学園の高等部を受け持つ「ある体育教師」など、既に妻子がいるというのに、年もまだ若く二枚目なので、直接指導したこともない中等部の生徒たちから「あこがれ」や「初恋」の対象として見られている。思い詰めた少女たちが毎年のように必ず数人は現れ、彼への愛の告白をおこなっている程だ。

バレンタインデーなど、高橋にしてみれば最も憂鬱な一日である。自分の不人気さをつくづく思い知らされてしまうのだ。菓子類の学校への持ちこみを禁止されているというのに、ほとんどの男性教師たちが、少なくとも必ず5つ以上は生徒たちからチョコをプレゼントされる。しかし、彼はここに赴任して既に7年にもなるというのに、一度も生徒たちからチョコを貰ったことがないのである。勿論、女性教師たちからの「義理」チョコを除いての話であるが。

そんな思春期の少女たちの、屈託のない差別(?)に晒され続けていた高橋は、己れの邪念ゆえに抱かざるを得ない「劣等感」や「怒り」というものを、日々膨らませ続けていた。

そして遂に彼のそれは、何の罪もない一人の類稀な美少女に、怒涛の如く向けられようとしていたのである‥‥。

 


 

[Ver1.1]

 

 七月も近づくと蒸し暑さが増して、少し動いただけでもすっかり汗ばんでしまう。

慣れてしまえば平気なのだが、梅雨空のうっとうしいこの時期、少しでも雲が途切れて太陽が顔を覗かせると、早いとは思いながらもクーラーのスイッチを入れてしまうのは、仕方のないことでもあろう。

ここ私立陽聖女子学園中等部「電子放送クラブ」の部室でも、湿度を抑えるために早い時期からエアコンがドライ運転を始めている。

校舎の三階に位置する比較的狭い部室の中は、既に傾きかけた西日が薄いベージュ色のカーテン越しに強く射し込み、くすんだ部屋の白壁を黄色く染めている。室内の薄暗い蛍光灯の明かりなど、まったく無意味に等しい。

部の設立当時は物珍しさも手伝って十八名を数えた部員たちも、今では3年生が二人と1年生が五人の計七人となっている。やはり女子中学生たちにバソコンはまだまだ難しく、余り興味の対象には成り得ないのだ。

現在は期末テストの8日前ということもあり、ほとんどのクラブが休部状態に入りつつある。校庭にも運動部の練習する姿は見られない。特に一年生にとっては初めての期末考査ということもあり、一年生が大勢を占める電子放送クラブの活動は、本来であれば完全に休止しているはずであった。

が、窓辺から夕陽が強く射し込む電子放送部の部室からは、「カチカチ」と小気味良いキーボードを叩く音だけが、途切れることなく静かな部屋に響いている。

部室の中央に置かれた大きな長机の上には、ディスプレイやタワー型のパソコン、プリンターや記憶装置といった周辺機器が並べるように所狭しと置かれ、OAチェアに姿勢良く座ってそれらに向かう一人の少女の姿があった。

「もう、明美ったら3日も休むなんて、明日までにこれ全部差し替えるなんて無理だわ」

パソコンに向かう森野 愛(もりの めぐみ)は、そう独り言を呟いていた。

彼女はここ私立陽聖女子学園中等部3年の15歳。現在はこの電子放送クラブの部長でもある。色白で細身の体躯ながらも、その大きな瞳に長い睫毛が、どことなく西洋っぽさを漂わせた美少女だ。大きなディスプレイにその姿がすっかり隠れてしまうほど小柄な少女でもあるが、余りに顔が小さいので、対象物さえなければ、とても均整の取れた抜群のスタイルでもある。夏服の白いセーラー服にポニーテールの髪型がよく映えていて、機械だらけの殺風景な部室の中でも、彼女の存在だけが夕陽に照らされ輝いていた。

「まあそう腐るな。ほら、コーヒー入れたぞ」

そう言いながら、パソコンに向かう少女の側へと近付く小太りの中年男性の姿があった。顧問の高橋だ。片手に持ったコーヒーカップを、まるで彼女の手作業を中断させるように、キーボードのすぐ脇に置く。

「わあ、ありがとう先生」

少女の可愛い膨れっ面が、途端に朗らかな満面の笑みに変わる。屈託のない笑顔が、側に立つ小太りの男に惜しみなく向けられた。

そんな少女の輝くような笑顔に、こうして彼女が入部してから既に2年以上も接してきた高橋だったが、今もって動揺を隠し切れない。森野 愛の魅力は、この学園に集う他の美少女たちに比べても、余りに抜きん出ていたからだ。それは年を追って、いや、日々を追うが如くスピードで、「可憐」から「美貌」という形容が相応しいものへと変化していた。本当に少女たちの「からだ」というのは、不思議がいっぱい詰まった「宝石箱」のようである。故にどうしても彼女と接する時の高橋は、自然と顔が緩んでしまうのを禁じ得ない。

「愛(あい)は目が悪いんだから、間に少し休憩を取らないのは悪い習慣だぞ。夏風邪で3日も寝込んでる明美の分も、愛(あい)に頑張ってもらわないといけないからな」

彼は少女の機嫌を取ろうと、そんな風に話を切り出した。少女の名前を「めぐみ」と呼ばずに「あい」と呼ぶのは、このクラブ独自の彼女に対する呼称である。それは彼女が担当する「学園日誌」の詩集のコーナーで、彼女が用いている「やまの あい」というペンネームからきている。

「えへっ、しっかり先生に聞かれちゃってたのね」

自分の漏らした愚痴が高橋に聞かれていたことを知った少女は、少し気恥ずかしそうに首をすくめて小さな舌をペロッと出す。そんな子供っぽい仕草を見ていると、やはりまだ彼女はそんな仕草が似合う年齢の少女であることを、彼も痛感する。が、控えめでおとなしい性格の彼女が、口を閉じたままに過ごしている風情を見て取れば、その小柄で華奢な骨格とは裏腹に、17歳程度の少女たちが身体全体から発する「オーラ」というものを、愛(めぐみ)は既に漂わせているのだ。

「今日は遅くなっても大丈夫かい?」

「ええ、お母さんも帰りが遅いから、8時までに家に帰れたらOKよ」

まるでクラスメートと交わすような口ぶりで、高橋にそう告げる愛。それは彼女にしてみれば、自分のクラスの担任であり、電子放送部の顧問でもある彼に対して、親愛の情を持っていればこその言葉遣いである。実際、多くの女子生徒たちに忌み嫌われている高橋に、内心はどうあれ、敬語で話す生徒たちがほとんどだ。素直で朗らかな性格の彼女だけが、彼の存在をその容姿や陰気な性格だけで分別せずに、こうして心を許している。彼にとって愛の存在は近年、まさに砂漠の中にようやく見付けた小さなオアシスに等しい。が、少女にしてみれば、早くに父親を失くし、一人っ子で寂しく育ったせいもあるのか、三十代前半の独身にして既に中年ぽさが滲み出ている高橋の存在に、「父親」というものの存在を求めているのかもしれない。

「よし、期末テストが近いから、何とか今日中に仕上げてしまおう」

「はい、先生」

コーヒーを最後まで飲みきった愛は、高橋のそんな言葉に、元気みなぎる明るい返事でパソコンに向き直した。再びカチカチと小気味良いキーボードを叩く音が、部屋の中に響きはじめる―――。

その控えめでおとなしい性格とは裏腹に、今春から電子放送部の部長にされてしまった愛に仕事は多い。ホームページの更新作業は、そのコーナーを受け持つ部員たちの仕事でもあるが、そんなコーナーの約半分を、愛ともう一人の3年生部員「小阪明美」とで担当していたからだ。そもそも単独で詩集のコーナーを受け持っていた愛だが、今年卒業した先輩たちから彼女らの手掛けていたコーナーの継続を頼まれ、首を横に振ることが出来なかった為でもある。何しろここの中等部の生徒は、そのほとんどがエスカレーター式に高等部に進学する。キチンと先輩たちとの約束を守っておかないと、とても居心地の悪い高校生活になってしまうのは、愛には容易に想像できるものだったのだ。

しかし、今日、愛が頭を抱えていた問題は、彼女自身が招いてしまった失敗だった。実は他のコーナーの編集作業が忙しくて、自分が以前から担当している詩集コーナーに新作を掲載出来なかった彼女は、用意されたページをある程度充実させるべく、数枚の自分の写真を掲載したのだ。それが電子放送部ホームページ開設以来、最高の、いや、未曾有のヒット数を発生させてしまったのである。そのアクセス数の増加は、掲載一日目から顕著に現れ始め、遂に2週間後の昨夜、この学校のサーバーに接続している東海地方のとある学術研究機関のメインサーバーが、アクセス処理能力の限界を超えてダウンに追い込まれてしまった程であった。

が、問題がそれだけなら、アップロードした写真を削除するだけで問題は解決したはずである。ところが、どうも彼女の写真が呼び寄せてしまったネットウォッチャーたちというのは、ロリータファンの中でもかなりマニアックな連中らしく、何と彼女のコーナーの掲示板に多数のリンクをペタペタと貼り付けていったのである。そして、そのリンク先へとジャンプして見れば、何と愛のアイコラが何十、いや何百枚と作成され、堂々と掲載されているではないか!

これにはさすがに高橋の検閲も追いつかず、遂には愛自身の目にも触れることとなってしまった。

涙もろい愛は、自分のアイコラをたった一枚見ただけで目を赤くし始め、二枚目の画像が完全に開ききる前に、遂にポロポロと涙を流して泣き出してしまった。

愛が泣いているのを何度か見たことのある彼だったが、余りのショックに嗚咽すらままならぬ彼女の哀しげな表情には、彼女に対する庇護欲求が芽生えるのと同時に、何か股間を熱くさせる衝動が心の奥底に湧き起こることを抑え切れなかった。真に「美少女」と呼ぶに相応しい少女とは、泣いている仕草すら男心に何か強烈な刺激を与えてやまぬものだと、彼はつくづく実感したものだ。

が、そんな感受性の豊かさと同時に、少女たちは見事なまでに気持ちの切り替えが早い。自分のアイコラの存在を知った今日の朝から、どうしても涙を堪えきれなかった彼女が、放課後の現在(いま)では、いつものように輝くほどの眩しい笑みを浮かべながら、無慈悲な一部ロリコンマニアに対して、自分の写真でいたずらしないように呼びかけるメッセージを作成しているのである。

キチンとした姿勢で長机に向かい、ブラインドタッチもようやくとスムーズになりつつある十五歳の美少女。モニター画面を見詰める彼女の輝きに満ちたその瞳に、柔らかな若草色のBGが映っている。そして彼女が掲載した詩や写真も。

何も電子放送部のホームページに、今まで真に「美少女」と呼ぶに値するような女子生徒たちの写真が、彼女以外に掲載されていなかった訳ではない。が、しかし、彼女のコーナーの大半を占める少女チックな詩の内容がまた、彼女の素直で優しい性格を見事なまでにオンラインで表現しており、それが故に偏執した一部マニアたちの最高の賛辞(?)を浴びることになってしまったようなのだ。そもそも写真は掲載せずとも、既に愛の熱烈なファンは存在していたのである。

「ほんとにもう、どうして男の人って女の裸を見たがるのかしら?」

「‥‥えっ」

キーボードを叩く音がしばらく途絶えたかと思うと、愛が溜息混じりにそんな独り言を呟く。

愛の背後に位置する少し離れた場所から、最近特に艶っぽさが増した彼女の白いうなじ部分を、チラチラと盗み見るようにしていた高橋は、緩みきっていた顔つきをどうにか引き締めながら、ゆっくりと少女の側へ歩み寄る。

「それはだな‥‥」

そう切り出しながら高橋は、愛の細い肩先に手を延ばす。まるで少女のその柔らかさを堪能するかのように、彼女の肩先をジワリと手のひらで押し包みながら、自身の身体をさりげなく彼女に密着させていく。未だ愛に警戒感などないが、それでも、いつもとは違う高橋の様子が何となく理解できた。

「自分では気付いていないかもしれないけど、愛はすごくチャーミングなんだ。もしも君が共学の中学校に通っていたら、きっと男子生徒たちの憧れの的になっていただろう」

「え、でも、いつも駅や電車の中で話し掛けてくるのは、オジサンたちばかりよ」

高橋の誉め言葉に素直な笑みを浮かべる愛だが、自分に関心を抱いて話し掛けてくるのは、決まって自分より二十歳以上も年上の中年男性たちばかりで、同世代の男子たちから告白されたりしたことは実は今まで一度もなかったのだ。そんな現実がたちまち少女の脳裏に浮かび、計らずも彼の言葉を否定する。

「いやいや、おじさんたちから好意を寄せられるというのは、素晴らしいことなんだよ」

そう言いながら高橋は、椅子に腰掛けたままの少女の顔をさりげなく覗き込む。

「でも‥‥オジサンたちじゃ、ボーイフレンドにもできないし‥‥」

異性への淡い関心が芽生え始めるのは、少年たちよりもむしろ少女たちの方が早い。やはり、そのあどけない年齢に似合わぬまでの美貌を開花させ始めている少女とて、考えていることは普通の女子中学生たちと何ら変わらないのである。だからこそ、女性経験が乏しい高橋にしても、猫の目のようにコロコロと変わる彼女たちの心理はかえって扱い易い、いわんや彼はこの学園で既に、様々な個性を持った女子中学生たちに七年も教鞭をふるってきたのだ。

「愛は自分がまだ子供で、おじさんたちとは年が離れ過ぎていて、仲良く出来ないと思い込んでいるようだけど、それはまったくの誤解なんだ。愛はおじさんをボーイフレンドにも出来るし、恋人にだって出来るんだよ」

「ええーっ? やだーっ」

真顔で話す高橋のそんな言葉に、クスクスと笑い始める少女。いつしか彼の厚い一重まぶたの奥に光る眼差しに、邪念と欲望の鈍い眼光が宿り始めているのにも気付きもしない。

「でも、オジシャンとけっこ‥あれ? ひたがしびえて‥‥」

少女の眩しいまでのその愛くるしい笑顔と輝きに満ちていた大きな瞳が、次第に気だるさを帯びた頼りないものに変化し始めた。既に少女が高橋から勧められたコーヒーを飲み終えてから10分以上が経過している。

そうなのだ。高橋は今日こそを、自分の欲望を遂げる実行日と決意していたのだ。何とこんな小柄な十五歳の少女に、彼は痺れ薬を飲ませたのである。

期末テストの8日前。この時期、ほとんどの教師たちは自宅で試験問題を作成するために、定時でさっさと帰宅してしまう。部活動で居残る生徒たちもわずかしかいない。ましてや校舎の三階の一番端に位置するこの部室に、こんな時間から誰かが訪れることは皆無だ。

「‥‥ひぇんせい、なんか‥‥へんな‥‥の」

もつれ始めた舌を懸命に動かし、からだの不調を男に訴える十五歳の可憐な少女。

「さあ、愛(あい)、君のこの身体が、もうちゃんとおじさんと仲良しになれるようになってることを、今日から先生がしっかりと教えてあげるからね。以前に初心者だった愛に、判りやすくパソコンを教えてあげた時のようにね、クフフッ」

高橋のその言葉を耳元にはっきり聞いた愛は、ようやく自分が、彼によって何かの薬を飲まされたことに気付く。しかし、もはや全身に力が入らない。遂に愛の細い両腕は、机の上からダラリと滑り落ちてしまった。身体を支えることすら難しい。

「おっとっと」

グラリと高橋とは反対の方向へ崩れ落ちそうになった愛の上体を、彼はその脂肪の乗りきった太い両腕で、遠慮なくガッチリと抱き止めた。夏服の白いセーラー服に包まれた少女の十五歳のからだは、見た目よりも更に小さいものに彼には感じられた。が、少女のサラサラしたポニーテールから、ほのかに香る甘いシャンプーの香りと、彼の腕や手先から伝わる彼女のからだの柔らかさは、まさに彼が「少女たち」に追い求めていた理想すべてを、彼女が兼ね備えている期待感をいやがおうにも膨らませてならない。

「ハァハァ、ゴクッ‥‥、愛が知らなかったことを、これから先生がたっぷりと教えてあげるからね、フンッ、フン―――」

既に鼻息も荒い高橋は、生唾を呑み込みながらそう言うと、愛の身体を易々とOAチェアから抱き上げる。

「へん‥‥な‥こと、‥や‥‥」

少女とて彼が自分に何をしようとしているのか、漠然とではあるが想像はつく年頃だ。もつれる舌で懸命に、弱々しくも拒絶の意を高橋に告げる。本来であれば大きな悲鳴を上げて、彼の行為に必死に抵抗したであろう少女だが、意識がこれだけハッキリしているのに、まったく身体が動いてくれない。それどころか次第に手足の感覚すらも失われていく―――。

(どうして? あんなに優しかった先生なのに、何でこんなことするの?!)

未だ男(野獣)の本能など理解できぬ愛にとって、まるで父親のように慕っていたはずの中年教師の突然の「裏切り」は、その純粋で可憐な乙女心を大きく揺さぶり続ける―――。

(誰か‥‥、誰か早く助けて‥‥!)

完全に痺れ薬の効果が現れ、今や抵抗する力をまったく奪われてしまった十五歳の少女は、卑劣な中年男の腕の中に抱かれ、まるで眠っているかのように両腕をダラリと投げ出したまま、部室の倉庫室へと運ばれていくのだった‥‥。

 

 

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《注意》

この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。

 

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