第61回 ジュピター官能小説大賞 新人賞 受賞作品

「忘れられた私ともう一人の私」<後編> 

 

藤原猫麻呂 著

                  

            

本作品の著作権は上記の著者に属します。よって無断転載及び本文からの引用は、これを固くお断りします。個人の家庭内での購読目的に限り、印刷及び仕様の変更を許可するものとします。〈ジュピターインターノベルズ〉

 


 

 

 「お父さーん、行ってきまーっす」

次の日、美里は機嫌よさそうに振る舞いながら家を出て学校へ向かった。今日は小学校生活最後の日、卒業式の日だった。

「美里、おはよー」

「あ、おはよっ、玲ちゃん」途中で同級生の友達と出会い、一緒に学校へと向かう。お互いにその服装は中学の新しい制服だった。

「にしてもさすが玲ちゃんだね。制服もすっごい似合ってる」

「えへへ、そうかなあ、でも美里だってよく似合ってて可愛いよ」

「くすっ、ありがと」

そう言ってお互いに笑いあう。その表情は家での性に乱れた美里からは想像もつかないほど、純真な少女のそれだった。父の前では母の“美鈴”である美里も、一歩外へ出れば12歳の女の子“美里”なのである。

しかし、それこそが美里の密かな、そして重大な悩みになっていた。

性の快楽を知り、それの虜となってしまった美里は、もう父に抱かれる事自体には何の抵抗もなくなっていた。その事は今更言うまでもないだろう。問題は、“美鈴”として抱かれている事であった。

別に“美里”として父に抱かれたいなどと思っているわけではない。だが、美鈴の死んだあの日以来、秀雄は美里の名を呼ばなくなってしまったのだ。

美鈴を失った秀雄は美里にその代わりを求めた。では美里が“美鈴”になったのなら、“美里”は何処へ行ってしまったのだろう。

美里はこんなことを考えるようになっていた。

お母さんが死んだ時はあんなに落ち込んでいたのに……。お母さんがいれば、私はどうでも良いのだろうか?だとしたら、私が死んでもお父さんは泣いてくれない。あの時死んだのは、お母さんではなく、私だったのかもしれない、と。

そう考える度に美里は途方もない寂しさを感じていたのだった。

家を出て、学校に通っている間だけは、彼女は紛れも無く少女の“美里”でいられたのだった。

美里たちが学校に着き、ホームルームを終えると、いよいよ卒業式が始まる。在校生に保護者、来賓が集まっている会場となる体育館へと、卒業生たちが入場する。

拍手で迎えられる中、美里はちらちらと保護者席の方を見ていた。父である秀雄の姿を探しているのだ。

……やっぱり、来てくれないのかな。

そこに、父の姿を見つけることはできなかった。

校長や来賓の挨拶、祝辞と続く中、美里は保護者席をずっと気にしていた。

「どうかしたの?」

「ううん、なんでも無いから」

美里の様子に気付いた隣の席の子が小声で訊ねたが、美里は誤魔化して前に向き直した。

この歳で「親に来て欲しい」と思っているというのが恥ずかしく感じられた美里はその事は友達には話さない。だが、その不安は確実に、美里の中で大きくなっていた。

もしかして、お父さんは本当に私のこと……いらないのかな。

卒業式という事で、泣いている児童も多くいた。しかし、その中で美里の流す涙だけはそれとは別のものだった。

何でお父さんは来てくれないの?本当に私は、お母さんじゃない“美里”お父さんには必要ないの?

「……うっ、ううっ、グス……」

美里の寂しさがだんだんと高まってくる。

卒業証書を受け取り、先生たちに礼をしながらも、美里は秀雄の姿を探している。

どうして、卒業式だよ、卒業式ぐらい、来るものじゃないの?なんで、どうして、やっぱりお父さんはお母さんだけで、私なんかいらないの?

結局、秀雄は来ないまま卒業式が終わり、教室で担任の先生の話を聞いて、小学校生活の全てが終了した。

「美里、一緒に帰ろっか」

放課後に親友がそう誘ってくれたが、

「ごめん、今日はちょっと早く帰らなきゃいけないから」

と、泣き腫らした目をした美里は、断って急いで自宅へと向かった。

未だ美里の中には不安と寂しさがずっしりと圧し掛かっていた。

だが、一通り泣いて冷静になった美里は、ある決心をして自宅へと急いだのだった。

「ただいま」

美里は玄関で静かにそう言うと、そのまま父を探しに居間へと行く。

秀雄は今日は仕事が休みなのだろう。居間で寝転がってテレビを見ていた。

「お帰り、美鈴」

振り返ってそう言うと、秀雄は立ち上がって美里に近づいてくる。

「今日はなんだか可愛い格好をしてるな」

美里の制服姿を見ながら秀雄は言う。そして言いながら、スカートの中に手を入れてくる。

普段から美里が秀雄に求める事も多々あった所為で、二人はいつも家ではいやらしい事をしていた。それに加えて、美里を妻の美鈴と思い込んでいる秀雄にとって、その格好は、そういうプレイを要求しているようにしか映らない。

ならば秀雄がいきなりこういった行為に及ぶのはいつもの事であり当然の事であった。しかし今日の美里は違う。

スカートの中から秀雄の手を追い出してその行為を拒否する美里。

「……美鈴?」

いつもなら悦んで自分から股間を擦り付けてくる事もある美里が拒否した事に、困惑する秀雄。

「お父さん、私は美里。美鈴じゃないの」

美里はきっぱりと言った。

“美里”自身の存在を守るためには、秀雄に自分が“美里”であるという事を、“美鈴”は死んでしまったという事を自覚させなければいけない。美里はそう考えたのだ。

「な、何を言ってるんだ美鈴」

秀雄はさらに戸惑っている様子だ。

「だから、私は美鈴じゃない、美里なの。美鈴は、お母さんは二年前に死んじゃったの。ちゃんと思い出して」

「ち、違う、美鈴は目の前にいる。お前が美鈴なんだ。そのはずだ。死んでいるわけが……」

秀雄も本当はわかっていたのだろう。恐らくはそれを認めたくないだけ。それでも秀雄は声を荒げ、必死に美里の言葉を否定した。

「お父さん……。私はお父さんの娘の美里なの。ちゃんと私を見て。確かに似てるけど、でも、お母さんとは全然違うよ。背だってこんなにちっちゃいし、体つきだって……」

「うるさいうるさいうるさいっ」

秀雄は怒鳴ると、美里の髪を掴みテーブルに押さえつけた。

「痛っ、やめて、お父さん」

「お前は美鈴なんだろ?そうなんだろ。美鈴だって言うんなら止めてやる」

秀雄は力ずくでそれを否定しようとしたのだ。一瞬美里はそれに恐怖を感じるが、

「私は美里、美鈴じゃない」

その恐怖を押さえ込んで言った。すると、

ガゴンッ

「あうっ」

秀雄は掴んでいた美里の頭を思いっきりテーブルに叩きつけた。一瞬気絶しそうになる美里。だが、

「ひゃうんっ」

甲高い声をあげて意識が戻る。秀雄の手が美里のスカートの中に入り込んでいたのだ。

その指はワギナを、クリトリスを、アナルを、すでに知り尽くしている美里の感じやすい部分を集中的に責め立てた。

「うっ、くっ、あうっ、くっ」

「ほら、いつもみたいに可愛い声で鳴けよ。気持ちいいんだろ?え?」

秀雄の責めに必死で耐える美里。

気持ちよくなんかない、気持ちよくなんかない。お父さんが私を“美里”だって認めてくれるまでは、お父さんとエッチな事なんかしない。

そう自分に言い聞かせ、快楽の波を押さえつけて叫ぶ。

「私は美里だもん。美里って呼んでくれなきゃ、全然気持ちよくなんか無いもん」

「……お前」

秀雄は美里のパンツを剥ぎ取り、一番敏感な突起を爪で引っ掻いた。

「ああうっ、ぎゃあっ」

美里の悲鳴が響いた。

「お前は美鈴だっ。そう言えばすぐに逝かせてやるぞ。ほら言えよ。『私はおちんちんの大好きな美鈴です。貴方のおちんちんでビショビショでいやらしい私のおま☆こをいじめて下さい』って。ほらっ」

「ち、違う……わ、私は、美里、だもん」

中を掻き回され、クリトリスを弄られ、快楽の波に呑まれながらも、あそこをビショビショに濡らしながらも、息も絶え絶えで反抗する美里。

それを聞いた秀雄がきれた。

ガゴンッ

ガゴンッ

ガゴンッ

「あうっ、ぎゃうっ、があっ」

美里は何度も何度も頭を叩きつけられ、悲鳴をあげた。

運良く出血はしていないものの、たんこぶがいくつもできてしまう。

痛みで目に涙を浮かべながらも、

「ち、違う」

と言う言葉が口から漏れてくる。

秀雄は美里のスカートも剥ぎ取り、下半身を裸にさせた。そして、両手でお尻を広げてにやにや笑いで言った。

「そう言えば美鈴はアナル責められて逝っちまう変態だったなあ。美鈴じゃないならアナルなんかで逝ったりしないよな」

秀雄はペニスを取り出すと、容赦なく美里のアナルに突っ込んだ。

「ひゃうっ、ああんっ」

「どうだ、気持ちいいだろ、美鈴」

美里の快楽の悲鳴が響く。アナルも美里の感じやすい場所のひとつ。そこを容赦なくペニスで掻き回され、美里の中をとてつもない快感が襲う。

「き、気持ちよく、なんか……ひゃあっ、ああんっ」

抵抗しようとしたところで、秀雄は腰を動かし、美里はその快感に、声を上げてしまった。

美里の下半身からはとめどなくトロトロの愛液が溢れ続けている。

「やっぱり美鈴だ。アナルで感じてるもんなあ」

「ちが……ひゃあああっ」

秀雄はペニスをぐいぐいと押しこみ、反抗を許さない。

「まだまだ逝くのは早いぞ」

秀雄は美里をテーブルから引き剥がすと、アナルと繋がったまま椅子に座った。

「ほら、行くぞ」

「ああああっ、やああっ」

秀雄はそのまま美里の肩を掴んで、ぐいっと下に押さえつけたのだ。

秀雄のペニスがさらに深く美里の中を突き進んだ。

「ああ……ああ……ああっ」

美里にはもう言葉を紡ぐ力も残ってはいないようだ。しかし、秀雄はここで終わらせる気はない。

美里の頬を舐めながら囁く。

「そうだ、ちゃんとビショビショなおま☆こもいじめてやらないとな」

ちゅ、くちゅくちゅ

美里のいやらしい泉に秀雄の指が入り込み、くちゅくちゅと音をたてながらその中を激しく掻き回した。

「あああっ、はうっ、ひゃわっ、ああんっ、ああああっ」

美里にはもう反抗する力はなく、ただただ秀雄の与える快感に喘ぎ、悦びの悲鳴をあげるばかりだ。

そしてとうとう、美里はその快感に敗北してしまう。下半身を貫く激しい快感に美里は、

「ああんっ、ああ、あああああああああっ」

と、声を上げて逝ってしまったのだ。

「まだ終わりじゃないぞ」

美里が逝ってしまってもなお、秀雄はアナルを突き、あそこを指で責め続けた。

二度、三度、美里は悦びの悲鳴と共に、連続で逝ってしまう。

ぴちゃっぴちゃっという音と共に、あそこから滴る愛液が床に水溜りを作っていた。

「ひぃ、ひぃ、ふぅ、ふぅ、はぁ」

アナルにペニスを入れられた状態のまま、荒い息をする美里を秀雄は満足そうに見ていた。

「次は別のところを責めてみようか。美鈴が死んだなんてわけのわからない事を言った罰にね」

秀雄は愛液に濡れた自分の指を舐めながら言う。そして、再び股間へと指を這わせた。だがそこはワギナでもクリトリスでもなく……。

「ひゃあ、あんっ、やあっ、あうっ」

秀雄は美里の尿道口をその指で責め立てていた。

閉じようとする美里の足を無理やり広げて親指の腹で刺激を繰り返す。

「やめ、やめて、でちゃう、でちゃうよぉ」

「へんな事を言った罰だ。ほら、思いっきり小便垂らしてみろよ」

「あああっ、やアあっ、ああああああぁぁ……」

美里の声から力が抜けていく。それと同時に、

プシャアアアアアアア

と、美里の股間から弧を描いて黄色い液体が飛び出した。

「ああぁぁ、はぁ」

息を漏らしながら心なしか恍惚とした表情を浮かべている美里。

「相当良かったみたいだな。明日からは尿道もいじめてやろうか」

言いながらアナルからペニスを引き抜くと、ぐったりとした美里を、今度は仰向けにしてテーブルの上に寝かせた。

「ついでだ。これも試してみるか」

と、秀雄は居間を出ると、何かの薬を持って戻ってきた。早い話、その薬は媚薬などと呼ばれる代物だった。

「ここにヌリヌリしてやろうか?ん」

秀雄はいやらしい笑みを浮かべながら、美里の股間にまんべんなく媚薬を塗りつける。

「ひゃあ、ふわあっ、アアあっ」

たっぷり塗りこまれた媚薬に反応し、美里の肢体がビクンッビクンッと跳ねた。

「はははははっ、どうだ美鈴、すごい気持ちいいだろう?」

大笑いしながら言う秀雄。涙を浮かべながら媚薬の刺激に悶える美里は、最後の力を振り絞った。

ガシャガシャンッ

思いっきり、その小さな身体で秀雄に体当たりをする。秀雄の身体がよろめき、食器棚にぶつかって激しい音が響いた。

そして美里はフラフラになりながらも、下半身を曝したまま自分の部屋へと逃げ込み鍵をかけたのだった。

「おいっ。美鈴っ、美鈴っ」

ドンッドンッ

と、ドアを叩く音と秀雄の怒鳴り声が聞こえる。

美里は泣きながら耳を塞いでベッドに潜り込んだ。

なんで、どうしてわかってくれないの、私はただ……“美里”のままでいたいだけなのに……淫らとか、いやらしいとか、そんな風に言われてもいい、お父さんの玩具みたいな扱いでもいい、私はただ……“美里”で……。

泣いていると、下半身にじわりじわりと変な感覚が走る。媚薬の効果だった。

「はあ、はあ、はあ、これ、さっきの薬……?」

徐々に身体を蝕んでいくその疼きに、美里はとうとう耐えられなくなった。

「はあ、あんっ、はあ、さっき逝ったばかりなのに、こんな、はうぅん、た、足りないよぉ」

ベッドの中で下半身を弄りながら美里は喘いだ。

……足りない、どうしよう……。

オナニーの手を休めることなく、ベッドの中からそっとドアを見る。

お父さんにしてもらえば……だ、駄目、駄目、そんなの。

耐えられなくなった美里は勉強机の上にある物に気付いた。

あれ、なら、でも……。

そこにあったのは一本のリコーダー。

小学校での思い出を汚してしまいそうで一瞬躊躇ったが、すぐに身体の疼きに負けてしまった。

「ああうっ、す、すごい、ゴリゴリして、逝っちゃいそう」

下半身を曝した制服姿の美里は、その割れ目にリコーダーを押し込んで出し入れを繰り返していた。

リコーダーにあるいくつかの凸凹が、中を引っ掻くように言いようのない快感を生み出していく。

「ああ、あああああんっ」

美里はあそこを掻き回し、布団を愛液でびしょびしょに濡らしながら眠りについた。

 

 そして次の日の朝。美里はベッドの中で目を覚ました。

「あ、やだ」

その時の自分の姿を見て、思わず頬を赤くしてしまった。美里は下半身裸のままで寝ていたのだ。それにシーツが愛液で濡れ、同じく愛液まみれになったリコーダーが転がっている。

美里はベッドから出ると、服を着替え、オナニーの跡を綺麗に拭いた。

今日はこれからどうしようか?

中学校の入学式までは休みである。昨日の事もあるしこれからどうしようか考えていなかったのだ。

やっぱり、私を“美里”とは認めてくれないみたいだけど、どうしたら良いだろう?

あれこれと考えていると、突然頭がズキッと痛んだ。

「痛っ、あ〜、昨日のがこぶになってたんだ」

テーブルに叩きつけられてできたコブをさすりながら美里は考えた。

昨日の今日でお父さんに会うのなんか怖いな。

結局、この日はずっと部屋で寝ている事にした。少しお腹が空いてくるものの、一日ぐらい大丈夫だろうと思い、美里はベッドの中に入った。

やっぱり、諦めないと駄目かな。

美里は考えた。私が“美鈴”で居続けたら、“美里”はいなくなってしまう。でもそれだけだ。私は“美鈴”として生きるのを我慢すれば、全て丸く収まるかもしれない。

その時、秀雄であろうか、それとも近所に家のものか、朝食の美味しそうな匂いが美里の所へ流れてきた。

「うっ」

突然美里が呻き声をあげたかと思うと、急いで部屋のゴミ箱の所まで走った。

「おえぇっ、おえぇぇぇぇっ」

美里はゴミ箱の中に嘔吐した。

「はあ、はあ、はあ、なんか、調子悪いみたい、気持ち悪い」

美里はベッドの中に入るとぎゅっと目を閉じるのだった。

そして十時間後。

コンコンッ

と、ドアが叩かれる。その音に美里が目を覚ますと、ドアの向こうから秀雄の声が聞こえた。

「美鈴、夕飯。食べないと体に悪いぞ」

……どうしよう。お父さん、もう怒ってないみたいだし。諦めて、私が“美鈴”になれば、全部……。

そんな事を考えた時、夕食の匂いが美里を刺激した。

「うっ、うぇっ、おえぇぇぇぇっ」

またしてもゴミ箱の中に吐いてしまう美里。

その音にただならぬものを感じたのだろう。秀雄はドアを突き破って美里の部屋に入ってきた。

「美鈴、どうしたっ」

部屋に飛び込んできた秀雄が見たものは、顔色を悪くして、

「ぜぇぜぇ、はぁはぁ」

と、息を荒くしている美里の姿だった。

「大丈夫か、美鈴」

「うん。多分。ごめん。夜御飯、食べられそうにない」

「とにかくもう寝ろ、明日病院に連れてくから」

「うん」

弱々しく返事をする美里をベッドへと運び、秀雄は部屋を後にした。

 

「う〜ん、いや、まさかなあ」

「あの、何か大変な病気とか?」

「いや、う〜ん」

次の日、美里は秀雄に連れられて病院へと行った。

小児科で美里を診察した小児科医がなにやら言い難そうにしている。不安そうに美里が小児科医の方を見つめている。

「その、美里ちゃんは、男の人とセックスの経験なんて、まだ無い、よね」

性的な嫌がらせになりかねない質問を、恐る恐るする小児科医。だが、美里はうつむいて黙っている。その無言の意味を察して小児科医が言った。

「妊娠……してる可能性が、ある。産婦人科のほうに行ってみてくれるかな」

「……はい」

美里は小さく肯くと小児科医から何やら色々書かれた紙を受け取って、産婦人科へと向かった。

……赤ちゃん、できちゃったかもしれないんだ。

美里は不安そうに考える。

さっきの小児科医の話では、昨日の吐き気はいわゆる悪阻の可能性があるらしい。

相手はやっぱり、お父さん、だよね。

美里にはそれ以外身に覚えが無い。逆に秀雄には何度も中で出されているのだ。

不安に思いながら美里は産婦人科医に診てもらった。

「妊娠、してるわね。相手はわかってるの」

小学校を卒業したばかりの娘が子を孕んだというのに、その産婦人科医は冷静だった。

その産婦人科医の質問に美里は黙り込んだ。

実の父が相手なんて言ったら……。

「そう。まあ、早く気づいてよかったわ。今からなら堕ろしても何とかなるかもね」

堕ろす……私とお父さんの赤ちゃん、殺しちゃうんだ。

その事が、秀雄に忘れられてしまった“美里”と重なってしまう。すると、美里はだんだんと不安になってきた。卒業式のあの日のように。

「あ、あの、私、この子を産みたいんです」

次の瞬間、美里は口を開いていた。その美里に産婦人科医が唖然としながら言った。

「あなた、子供を育てるってどれだけ大変かわかってるの」

その産婦人科医の目を美里はじっと見つめていた。

「……はい」

美里は小さくもきっぱりと肯いた。

 

美里はお腹を撫でながら、病院を出て、父の秀雄の待つ駐車場へと向かった。

「戻ったよ、お父さん」

「どこか悪い所とかあったのか」

きっと“美鈴”としてであろうが、秀雄は美里を心配して言った。

「うん、大丈夫だった。ただ……」

「ただ?」

「赤ちゃん、できてた」

「え?ほ、本当か?それ」

「うん」

美里が答えると秀雄は興奮して大喜びした。

そしてそのあと、家に戻ろうとしばらく車を走らせ、信号が変わるのを待っている時だった。

秀雄はその手を美里の股間へと伸ばした。

「ひゃうんっ、な、何、いきなり」

「家まで我慢できない。ここでしちゃおうか」

「何言って……こんな所で、誰かに見られたら」

「大丈夫だって、周りから見えやしないよ」

言いながら信号が変わるのを確認すると再び車を走らせた。

「でも、赤ちゃんいるし」

美里はなおも拒否しようとした。しかし、昨日のように“美鈴”の事には触れない。

「だからだろ。お腹大きくなったらセックスどころじゃないぞ、ほら、ズボンとパンツ脱げよ」

「うぅ、わかった」

美里は秀雄に言われるままに、助手席でもぞもぞとズボンとパンツを脱いだ。

秀雄は片手でハンドルを握り、もう片方の手で美里の股間を弄り始めた。

「あん、くっ、あうっ、はうっ」

美里は頬を赤く染めて、声を必死になって殺す。その表情を横目で楽しんでいるうちに、美里のあそこが濡れてきた。

「ほら見てみろ、美鈴、シートにお前の愛液のシミができてるぞ」

「言わないでよぉ、恥ずかしい」

美里はいやいやという仕草をしたが、“美鈴”と呼ばれる事を否定する様子は無い。

「そういや美鈴はここでも感じるんだよな」

次に秀雄は美里の尿道を中心に責め始めた。

「やあ、出ちゃう、おしっこ出ちゃうよ」

「どうせ自分の車だ、かまやしない」

「で、でも、は、恥ずかし、あっ、ああっ、ああああああんっ」

車の中だという事も忘れ、外にも聞こえてしまいそうな大声で鳴いてしまう美里。そして、

ちょろ ちょろちょろちょろっ しゃあああああああああっ

助手席に座る美里の股間から勢いよく黄色い尿が飛び出してくる。それは狭い車の足下にパシャパシャとぶつかった。

「はうう、はあ、はあ、ふう」

「ほら、休んでないで今度はこっち」

秀雄は言うとズボンのチャックを開けてペニスを取り出した。

すぐにその意味を理解した美里は、そこにかがみこんで口に咥える。

ちゃぷちゃぷ、れろれろ、ぴちゃ

舌が這い、唾液の溢れる卑猥な音が響いた。

「ほら、出すから全部飲み込めよ」

「は、はひぃ」

ペニスを咥えたまま返事をする美里の口の中に、勢いよくビュクビュクッと精液が吐き出された。

こくん、こくん

と、美里は少しずつ、それでもその全てを飲み込んだ。

美里が気付くと車は止まっていた。

「あれ、ここは?」

そこは家ではなかった。表通りを外れ、人気の無い場所に来ていた。

「やっぱり家まで我慢できない。ここでやるぞ」

秀雄は言うと美里を車から外に連れ出し、服を剥ぎ取った。

靴と靴下しか身に付けていない美里を抱きしめ、秀雄は両手で胸とあそこを同時に責めた。

「あううっ、はううんっ、あああっ、やあんっ」

「そんな大声出していると周りに聞こえるぞ」

人気の無い裏路地で秀雄は美里の身体を貪り続ける。

次に裸の美里を地面に座らせると、秀雄は美里の股間にしゃぶりついた。

「あぁ、あぁぁぁぁっ」

すると再び、美里は可愛らしい鳴き声と共に黄色い尿を撒き散らして逝ってしまった。

「なあ、次はどうして欲しい?」

当然、一回や二回逝っただけではお互いに満足できない二人。

美里ははあはあと息を切らせながら言う。

「わ、私のビチョビチョでいやらしい、おまん、こを、お☆んちんでいじめてください」

それを聞いた秀雄は、美里の愛液がとめどなく滴り落ちるワギナにペニスを挿入した。そしてそのまま抱えあげてぐいぐいと中を掻き回した。

「あううっ、気持ちいいよぉ、もっとぉ、もっとぉ、はううっあああんっ」

美里は悦びの悲鳴をあげ、何度も何度も逝ってしまうのだった。

 

裏路地でのセックスに夢中になった後の帰りの車の中。日はもう傾きかけていた。

美里は運転席で車を運転する秀雄を、母の“美鈴”のような優しい笑みを浮かべながら見て、こう言った。

「ねえ、お父さん、この子の名前、“美里”にしようって思うんだけど」

 

 

【 完・・・ 】

 

 

 

 

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《注意》

この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。

 

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